本日の献立/9月30日(水)
- 公開日
- 2015/09/30
- 更新日
- 2015/09/30
給食
献立名 ・サーモンフライ
・ウインナーと野菜のケチャップ煮
・きゅうりのサラダ
・焼きグリーンアスパラガス
・カレースープ
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 858kcal、たんぱく質26.5g、脂質 28.2g
☆トマト加工品(トマトピューレ、ケチャップ)☆
トマトは、ペルーからエクアドルにかけてのアンデス地方が原産とされ、16世紀初め、ヨーロッパに観賞用として伝わりました。その後、18世紀になってイタリア人により食用化され、加工食品への利用も18世紀の終わりごろには行われるようになりました。
生食用のトマトは、ピンク(桃色)系の品種が中心ですが、加工用には、赤色系のものが使われます。また、トマト加工品には、完熟のトマトが使用されることから、栄養面でも優れた部分があり、βカロテンなどトマトの栄養成分が豊富に含まれています。
トマトピューレは、完熟したトマトを粉砕して加熱し、裏ごしして皮や種子を除いて2.5〜3倍に濃縮したものです。調味はしていないので、トマト料理のベースや各種トマト加工品の原料に使われます。
トマトケチャップは、トマトピューレに塩、砂糖、酢、ニンニク、タマネギ、香辛料などで味つけしたもので、新大陸アメリカに渡った移民たちが作っていたのが始まりとされています。当時は、甘みや酸味は少なく、防腐用に酢が加えられていたそうです。19世紀半ばごろからは砂糖を加えることが定着し、保存性も高まったようです。日本で初めて作られたのは、1896(明治29)年、清水屋というメーカーによるものとされ、その後1903(明治36)年、大手メーカーがトマトピューレを製造し、1908(明治41)年に現在のトマトケチャップの基本を製造しました。日本のトマトケチャップは、独特の製造方法が用いられ、海外の技術を使わずに作られたそうです。
今日の給食では、ケチャップ煮の材料として、トマトピューレとトマトケチャップを使っています。