学校日記

本日の献立/10月5日(月)

公開日
2015/10/05
更新日
2015/10/05

給食

献立名 ・揚げ鮪のきのこあんかけ
    ・一口がんもと野菜の煮もの
    ・きんぴらごぼう
    ・もやしの甘酢あえ
    ・すまし汁
    ・ごはん・牛乳
栄養価 エネルギー 806kcal、たんぱく質32.8g、脂質 19.0g

☆鮪(まぐろ)☆
 一般にマグロというのはマグロ属の魚の総称で、サバ科の仲間になり、大型サバ型魚類とも呼ばれます。マグロの仲間は、代表的な回遊魚で、索餌(さくじ)、産卵、越冬のために熱帯域から温帯域、外洋部から沿岸部へと広範囲に移動します。紡錘形の体形は海洋を高速で移動するのに適しています。国内で消費される主なマグロは、背側が黒いクロマグロ、体側とヒレが黄色いキハダ、目が大きいメバチ、鬢(びん:胸ビレ)が長いビンナガ、尾柄部が長いコシナガ、南半球にのみ生息するミナミマグロなどで、それぞれ、特徴をとらえた名がつけられています。マグロの食用の歴史は古く、縄文、弥生時代の貝塚からもその骨が出土しています。しかし、江戸時代初期までは、味の良くない魚とされ、一般に広く食べられるようになったのは、後期になってからのようです。当時は肉を醤油につけて保存したことから「づけ」というすし用語ができたそうです。また、今では、脂身(トロ)が高級とされていますが、昭和初期までは、赤身の方が上物とされていました。
 マグロ類は、代表的な赤身魚で、たんぱく質が25%以上含まれ、生鮮食品中では最高ランクです。血合肉の部分は、味が良くないので、捨てられたり、ペットフードの原料にされたりしますが、ビタミン、鉄、タウリン、EPA、DHAなどが豊富に含まれています。冷凍や養殖による流通が多く、季節感があまり感じられませんが、国産天然物では、脂がのっておいしくなる10月ごろから冬場にかけてが旬になります。
 今日の給食では、から揚げにしたマグロに、きのこの入ったあんをかけています。