本日の献立/2月29日(月)
- 公開日
- 2016/02/29
- 更新日
- 2016/02/29
給食
献立名 ・鮪の竜田揚げ
・豚肉とじゃがいもの煮もの
・おおさかしろなの煮びたし
・ひじきの炒め煮
・すまし汁
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 801kcal、たんぱく質 33.8g、脂質 19.9g
☆ひじき(鹿尾菜)☆
ヒジキはおよそ1万年前の縄文時代遺跡からも見つかっており、かなり古くから利用されていたようです。「延喜式(えんぎしき/927年)」や「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/934年)」には、「鹿尾菜」、「六味菜」の名で記載されているそうです。
北海道南部から南西諸島にかけて、波の荒い岩礁上の低潮線付近に生える海藻です。夏の終わりから秋にかけて芽を出し、春になると急に伸びだします。夏になると硬くなってしまうので、3〜4月ごろの柔らかいうちに収穫します。生のままでは渋味も多く、有害な成分も含まれるので、鉄の釜を使って、数時間かけて水煮してアクを抜き、乾燥させたものをもう一度水でもどして使います。「生ひじき」として市販されているものもありますが、これは、乾燥したヒジキを蒸したものです。料理をするときは、油を使うと、調味料の吸収がよくなり、風味も増すので、油で炒め、また、うす揚げとともに煮ることが多いです。
栄養の面では、カルシウム、鉄、カリウム、ヨウ素などのミネラル成分や、食物繊維も豊富に含まれていますので、健康面でもいろいろな期待がもてます。ただし、昔から海藻類を食べると髪の毛が濃くなるといわれていますが、これは言い伝えで、実際にはあまり効果がないようです。
今日の給食では、炒め煮として使っています。