学校日記

スーパームーン

公開日
2016/11/15
更新日
2016/11/15

校内の様子

 月にはそれぞれ呼び名があるようです。例えば一日目は「朔(ついたち)」と呼ばれるのですが、朔は地球から見て月と太陽の黄道が重なる日(または時刻)を言うそうで、陰暦では朔を月の始めとしていました。
 月の始めは月立ちと言われ、月立ちが転じて「ついたち」と読まれるようになったことから、朔日と書いて「ついたち」と訓読みされています。
 また、現在でもよく使われる三日月も、三日目の月というそもそもの意味があるなど、月の名称には言葉の美しさだけではなく、しっかりと意味が含まれているのです。
 今夜は「十六夜」です。いざよいと読みます。いざよいとは、躊躇(ちゅうちょ)という意味の動詞「いざよう」の連用形から名詞となったものです。月の出の時刻は一日に約50分ずつ遅くなりますので、十五夜よりも月が遅く出る様子を「月がためらっている」と見立てたことから、十六夜を、「いざよい」と読むようになったそうです。
 昨日の満月、「スーパームーン」、月は楕円軌道なので、地球からの距離が大きく変化します。現在、地球から月は、約35.7万Kmまで接近していて、結果大きく見えるそうです。今夜は満月の翌日ではあるものの、天候が良くなりそうなので、一度夜空を見上げて68年振りの大きな月を眺めてみてください。