廊下の黒板の言葉
- 公開日
- 2019/01/21
- 更新日
- 2019/01/21
校内の様子
1月21日(月)
「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑(とうかん:なおざり)の心あり。」
こんな言葉が書かれていました。
吉田兼好。本名を卜部兼好(うらべ かねよし)といい、出家したことから教科書には兼好法師の名で紹介されています。
後年は天下茶屋の聖天さんで親しまれている阿倍野区の正圓寺で過ごされたとされる「徒然草」の作者です。
言葉の意味は、
弓の初心者は、矢を射るとき二本の矢を持ってはならない。後の矢を頼りにして、最初の矢をいい加減にしてしまう。
という事を指し、一つひとつのことを丁寧にしていきなさいという事です。
※ 等閑(とうかん:なおざり)とは、おろそかという意味。