いじめについて考える日
- 公開日
- 2020/07/06
- 更新日
- 2020/07/06
出来事
本日の全校集会講話です。
今日は、相生中学校の「いじめについて考える日」です。いじめを許さない学級・学年・学校づくりを進めるため、今日の全校集会では「いじめ」についてお話したいと思います。
通常登校になってから3週間しか経っていませんが、皆さんの周り、例えば学級や部活動の中で嫌な思いをしている人はいないでしょうか。それぞれが居心地の良い場所となっているでしょうか。いじめはありませんか。「いじめは生命をもおびやかす行為であり、人間として絶対に許されない行為です。」振り返ってみてください。
学校は、誰もが安心して楽しく過ごせる場所でなければなりませんし、皆さん一人ひとりに安心して学校に登校できる権利があります。そして、その権利を侵害することは絶対に許されません。皆さんには『自分がされて嫌なことは他人にしない』ということを常に心がけ、『いじめをしない、許さない、人のつらさや苦しみがわかる人』であってほしいと願っています。
また、いじめを受けた、友達からいじめに関わるような相談を受けた、いじめを見た時には、すぐに先生や保護者の方など周りの大人に必ず相談してください。決して一人で抱え込まないでください。
皆さんは、縁あって同じ地域に住み、同じ学校に通い、同じ学級で生活することになりました。お互いに助け合い、そしてお互いの良さや違いを認め合い、お互いを大切にし合える、そんな学級・学年・学校づくりを一人ひとりが意識して学校生活を送ってほしいと思います。
最後に、詩人の北原白秋の「ひとつのことば」という詩を紹介します。
ひとつのことばでけんかして
ひとつのことばでなかなおり
ひとつのことばで頭が下がり
ひとつのことばで心が痛む
ひとつのことばで楽しく笑い
ひとつのことばで泣かされる
ひとつのことばはそれぞれに
ひとつの心を持っている
きれいなことばはきれいな心
やさしいことばはやさしい心
ひとつのことばを大切に
ひとつのことばを美しく
言葉は、時には人を傷つけ、時には人の心を温かくし、強くもします。皆さんには、温かい言葉、きれいな言葉、優しい言葉をたくさん使ってほしいと思います。