全校集会講話
- 公開日
- 2020/11/16
- 更新日
- 2020/11/16
出来事
はじめに、ソフトバンク株式会社の取締役会長である 孫 正義 さんの昨年度の入社式でのあいさつ(骨子)を紹介します。
本日は皆さんにとって社会人1日目です。これからの人生をどう切り開いていくのか、どのように歩んでいくのかは、自分自身に責任があります。人生は気の持ちようで大いに変わります。20年、30年前、あんなに小さかったソフトバンクグループが現在、日本で時価総額2位となりました。何が大事かというと、常に10年先、20年先のこと、できれば30年先のことを考えて、手を打つということです。どんなに真冬で厳しい時も思いがあれば、一生懸命頑張り、耐えることができます。皆さんも仕事をすると難しい現実に必ず直面します。そこでへこんでしまうのか、学んでどんどん強くたくましく大きく開花していくのかどうかは、皆さんの気の持ちようで、全ては自分に帰結していきます。艱難辛苦(非常な困難にあって苦しみ悩むこと)は自分を鍛えてくれる材料です。若い頃、私は艱難辛苦に直面するたびに、ありがとう、もっと早く成長できると、心の底から喜んでいました。周りのせいにするのではなく、あらゆる艱難辛苦から学んで大きく育つという心構えを持ってほしい、そして、どのように高次元で成功を収めていくのかを考えてほしいと思います。
人には、変わってはならないこと、変わらねばならないことがあります。自分自身をしっかり持ち続ける、心を大切にする、人を敬う、愛するという、人間の本質、情熱は大切にしないといけません。しかし、技能や知識は毎日進化させないといけません。今までのレベルで踏みとどまってはいけないのです。
皆さんには、孫さんの言葉にあるように、どんな困難にも負けず立ち向かっていくこと、自分自身の気持ちをしっかりと持ち続けること、他人を大切にすること、情熱を持つこと、学び続けること、ぜひ大切にしてほしいと思います。
最後に、新型コロナウイルス感染症の感染者数が増加し、「第3波に入った」と言われています。感染防止のため、油断することなく、マスク着用の徹底、手洗いの励行、教室の換気に努めるようお願いします。