学校日記

いじめについて考える日

公開日
2021/05/24
更新日
2021/05/24

出来事

【全校集会講話】

 今日は、相生中学校の「いじめについて考える日」です。いじめを許さない学級・学年・学校づくりを進めるため、今日の全校集会では「いじめ」についてお話したいと思います。
 いじめは、誰もが安心した学校生活を過ごせるという権利を侵害し、やがて、学校に行くことができなくなってしまう、その子の学校に通うという人生の大切な時期を奪ってしまうものです。また、いじめは、心を深く傷つけます。心の痛みは、積み重なっていけば、やがて、その人を自殺にまで追い込みます。その子の幸せな人生そのものをいじめは奪ってしまうのです。学校はこれからの人生を幸せに送ることができるようにするために、いろいろなことを学ぶ場所です。そのはずの学校で、人生そのものが奪われてしまうことは絶対にあってはなりません。
 従って、皆さんには『自分がされて嫌なことは他人にしない』ということを常に心がけ、『いじめをしない、許さない、人のつらさや苦しみがわかる人』であってほしいと思います。
 また、いじめを受けた、友達からいじめに関わるような相談を受けた、いじめを見た時には、すぐに先生や保護者の方など周りの大人に必ず相談してください。決して一人で抱え込まないでください。

兵庫県の小学校3年生の「十人十色」という詩を紹介します。

 絵の具が好きだ
 まぜると色々な色ができるから
 ぼくの絵の具は十二色入りだけど
 まぜると無限の色ができる
 どの色もそれぞれのかっこよさがあり
 役割がある
 ぼくたちもそれぞれのかっこよさがあり
 役割がある

 人は、外見や考え方など一人ひとりが違っていてあたりまえです。そして、その違いを互いに認め合い、大切にしながら社会は成り立っています。どんな人であっても、大切な存在、大切な人間として扱われ尊重されなければなりません。人は誰かの物でも、誰かの人形でも、誰かの奴隷でもありません。大切な存在、人間として扱われ、安心して毎日を過ごし、幸せな人生を送ることができる権利があるのです。
 皆さんは、縁あって同じ地域に住み、同じ学校に通い、同じ学級や部活動で生活することになりました。お互いに助け合い、そしてお互いの良さや違いを認め合い、お互いを大切にし合える、そんな学級・学年・学校づくりを一人ひとりが意識して学校生活を送ってほしいと思います。

【生徒会の取組】
 生徒会でも「いじめ」について取り組んでくれることになりました。生徒会の皆さん、よろしくお願いします。