全校集会講話
- 公開日
- 2021/06/21
- 更新日
- 2021/06/21
出来事
今日は、元ラグビー日本代表でワールドカップにも出場された福岡堅樹さんについてお話したいと思います。
福岡さんは、5歳からラグビーを始め、高校時代には全国大会にも出場されましたが、その福岡さんには幼い頃から医者になるという夢がありました。
高校卒業の時に、医者の道を目指し筑波大学医学部を受験されますが、結果は不合格でした。翌年の前期試験でも残念ながら不合格となり、後期試験で筑波大学の情報学科に合格され入学されます。
大学入学時に、福岡さんは次のように仰っています。
「僕は、筑波大学の情報学科に入学し、ラグビー部で活躍する道を選びました。しかし、『医者になる夢』をあきらめたわけではありません。まだ先のことになりますが、ラグビーの選手として世界の舞台で活躍した後、もう一度医学部へ入学し直して医学の道を目指したいと考えています」
大学受験の際には、その夢はかなえられませんでしたが、ここ何年もの間、プロとして活躍されながら受験勉強にも取り組まれ、この春、順天堂大学医学部に合格し、28歳で医者になるという幼い頃からの夢の実現へと第一歩を踏み出されました。
ラグビー界から引退されましたが、福岡さんはまた次のように仰っています。
「目の前の一戦一戦に常に100%で臨む、その結果がついてくるだけだと思う。一戦一戦その瞬間を楽しんで自分らしいプレーが見せられれば、それが僕のラグビー人生だと思う」
福岡さんのひたむきに一生懸命夢に向かう姿勢には心を打たれますし、夢を実現するために常に努力する福岡さんは本当に素晴らしいと思います。
夢を実現するために常に努力すること、目の前のことに常に100%で臨むこと、私を含めてぜひ学びたいと思います。
明後日から期末テストです。皆さん、全力で頑張ってください。