4年生が10月23日(水)、本校独自のキャリア教育「IKUNO未来科」の活動として校区内にある工場の見学をスタートさせました。
　生野区を含む大阪市東部は、隣接する東大阪市や八尾市とともに日本有数の工業地域として知られており、子どもたちが近くの工場を見学して製造技術の高さやものづくり精神などを学ぶとともに、自分たちの暮らすまちに愛着をもって生活できるようにするのが狙いです。
　この日は谷川製作所と山本精工の２社を訪れました。
　谷川製作所では、歯ブラシの入った透明パッケージの製造を見学。子どもたちは金型を製造し、それを使って真空成形という技術でパッケージを作る工程だけでなく、そのパッケージに人の手で一つ一つ歯ブラシを入れ、裏に台紙を圧着して店頭に並べられる状態になるまでを見て「こうやって作られていたのか」と納得の表情をしていました。
　山本精工では、コンビニのおにぎりを包装する機械や遊園地の乗り物などに使われるさまざまな金属部品が製造されており、その一部の工程を見学しました。子どもたちは部品を削って仕上げるときは0.001mmの単位までの正確さが求められると聞き、一様に驚いていました。
　4年生は、翌24日(木)にも別の6社を見学予定。さらに11月11日と13日には、見学した８社を再度訪れ、働く人たちにインタビューさせてもらうことにしています。