学校日記

芸術鑑賞【11月1日】

公開日
2019/11/01
更新日
2019/11/01

学校日記

1年生の学年主任の中村先生から記事を送っていただきました。

 
文化祭2日目は芸術鑑賞です。

大きく2本の充実したプログラムで、前半は狂言、後半は落語でした。


狂言は室町時代に生まれたお芝居で、少し難しいところもあったかもしれませんが、

最初に色々と説明してくださり、鑑賞のポイントなどを踏まえて、

楽しむことができていました。

内容は、柿山伏という題のお話で、

お腹を空かせた山伏(山で修行している僧)が、

柿を盗み食いしているところに、柿の木の持ち主が現れて、

それならと色々とからかうお話でした。

言葉は少し難しところもあったようですが、

笑いのポイントをしっかり分かって楽しんでいる様子でした。


後半は、桂福点さんによる落語でした。

桂福点さん

桂福点さんは、全盲の落語家さんです。

入場のその瞬間から、圧倒的な存在感で、

会場のみんなも引き込まれて行きました。

目が見えないので、随所に拍手をもってコミュケーションを取りながら、

楽しいお話をいただきました。

これまでの生き様を、辛かったことや楽しかったこと、

色々と考えたことなどを中心に、全力で面白く、

だけど真剣に伝えていただきました。


伝統を繋いでいくことの大切さや、

困っている人はそっと手を差し伸べる優しさを、

この芸術鑑賞で感じてくれたらと思います。