以下、校長先生のお話です。

先ほど、税に関する作文と陸上部の近畿交流駅伝第２位の表彰を行いました。

陸上部の生徒が、１位になれなくて悔しかったと言っているという話を聞きました。

近畿２府４県の中でのナンバー２です。本当にすごいと思います。

スポーツなので、必ず勝者がいれば敗者がいます。

スポーツと言えば、昨日行われた、東京オリンピックの柔道６６ｋｇ級の代表を決めるワンマッチを見た人も多いと思います。

阿部一二三選手(２３歳)ＶＳ丸山城志郎選手(２７歳)

通算成績は、４勝３敗で丸山選手が勝ち越しています。

２４分間にも及ぶ戦いを制したのは、阿部選手でした。

東京オリンピックが決まった瞬間、泣いていました。

そして、すぐのインタビューで「丸山選手のおかげでここまでくることができた」と答えました。

一方の丸山選手は、阿部選手の４歳年上。

前回のリオオリンピック選考の際は、左膝十字靭帯損傷で１年半柔道ができなかったため出場を逃した。

そして、休んでいる間に阿部選手が頭角を現してきました。

そこから、丸山選手は６年間頑張り続けた。

その丸山選手が、敗者の弁として、

「自分を信じて、妻を信じて、そして毎日、大野先輩(リオ五輪金メダリストの大野将平)と稽古をして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。全てを出し切りました。ここまで、肉体的、精神的に強くなれたのは、阿部選手がいてくれたからです」と述べて泣き崩れました。

丸山選手は、敗れた阿部選手に対して【感謝】と【敬意】をあらわしました。

勝負事では、９９％の人が負けを経験します。

その中で、支えてくれた人への【感謝】の気持ちを表す。そして、相手への【敬意】を表した丸山選手は、本当に素晴らしいと思います。

ここから学ぶべきことは多いと思います。

これからも皆さん、自分の進むべき道で精進して欲しいと思います。

最後に改めて注意喚起です。

現在、全国で学校クラスターが起きています。

今一度、気を抜かないようにして、冬休みまで乗り切って欲しいと思います。

換気・マスク・手洗いの徹底をお願いします。