学校日記

全校集会「プラスの数字」【2月8日】

公開日
2021/02/08
更新日
2021/02/08

お知らせ

全校集会にて校長先生より以下のお話がありました。
 
先ほど、陸上部の表彰を行いました。

努力が報われるのは本当に素晴らしいと思います。

さて、最近強く思うことがあります。

昨日、一昨日、家にいる時間が長かったのですが、

テレビや新聞において、毎日毎日コロナのニュース。

感染者が、過去最高、過去二番目…。

数字ばかりが目に入ったり、聞こえてきます。

正直、うんざりすると思います。

以前、「事実をしっかりと受け止めて今何をするのか?」という話をしました。

今、お伝えしたようにマイナスの数字、これは事実です。

しかし、事実は一つではありません。

コロナにかかわる数字にも、別の面の事実があります。

新聞に少し前に載っていた数字です。

113万2904人。

昨年1月から10月までの死亡者数です。

コロナがはじまってからの約1年間の数字です。

この数字は多いように見えます。

しかし、11年ぶりに同時期の死者数が減っているそうです。

事実として減っています。

去年よりも日本では、人が亡くなっていません、

詳しくは解明されていませんが、1番大きいと言われているのは、インフルエンザの患者数の激減です。

今市中学校においても、今年は発症者ゼロです。

学校に30年以上勤めていますが、自分が勤めた学校でゼロだった年はありません。

ひどい時は、いくつもの学年や学級閉鎖をしていました。

1クラス5人以上で学級閉鎖をしなければいけません。

1月半ばの新聞によると。

12月の一週間に全国でインフルエンザにかかった人は70名。

これは、昨年の同じ時期と比較して1500分の1。

日本では、毎年インフルエンザに一千数百万人がかかっています。

そしてインフルエンザで亡くなる人は毎年1万人を超えている。

ところが、今年はほぼゼロです。

今年、なぜこんなに少ないのか?

去年までと違って、私たちがやっていることは何か?

三密を避ける。

換気をする。

マスクをする。

これしか考えられません。

不自由な時が続きますが、別の面で大きなプラスとなっています。

1万人亡くなっていたのがほぼゼロです。

少し辛いと思いますが、プラスの事実にも注目してください。

自分のしていることが、いかに自分のため、周りのための役に立っているのか。

スポーツや、発表会においては、必ずしも努力は報われるとは限らない。

しかし、今回のコロナの感染症対策に関しては、努力と我慢は裏切らないのです。

事実として死亡者数は減っています。

今週、3年生の多くの人が私立高校を受験します。

体調を崩さずに頑張ってほしいと思います。

1・2年生の下級生含めて、3年生の健闘を祈ります。