2年生——学年集会
- 公開日
- 2021/09/09
- 更新日
- 2021/09/09
2年生【69期生】
本日の学年集会では、4組担任・寺西からリーダーシップにまつわる話がありました。
同先生は、次のような話をしました。
「四角の上に丸を書いてください」というと、図形の□の上部に〇を描く人もいれば、□と〇を重ねて描く人もいる。さらに、言葉の「しかく」の上に「まる」と書く人もいるかもしれない。
つまり、指示した人(リーダー)のことばから複数の解釈ができてしまうと、集団(フォロワー)は困惑し、勝手な解釈に基づいて行動してしまう。
したがって、これからの行事では、リーダーになる人は、指示の出し方に気を付けなければいけないし、フォロワーもどのように行動すべきか注意深くならないといけない。
同先生の話を受けて、みなさんはどう考えたでしょうか。また、現実の社会に当てはめて考えるとどうでしょうか。
例えば、コロナウィルス感染症の対策では、様々な価値観が混在し、意見を統一することが困難です。そうなると、リーダーとしては、どのような手段を選択しても、批判を受けることになります(まさに、フランス哲学者レヴィナスのいう「他者(autrui)」(≒ 自分の意見を否定し続けてくるもの)に苛まれることになる)。
そうなると、重要になるのは、フォロワーの力(フォロワーシップ)です。
これは学校生活も同じです。リーダーだけの力では、よい学年とは言えません。みなさん一人一人が、今回の話を、集団について考えてみる契機としてください。