学校日記

いじめを考える日

公開日
2021/05/18
更新日
2021/05/18

お知らせ

「いじめを考える日」

いじめについては常に考えなくてはいけませんが、特に、本日は考えてください。

いじめを受けてつらい思いをしている人はいませんか。
いじめをしている人はいませんか。
いじめを見て止めないで傍観している人はいませんか。
みんなで考えてください。

 いじめを受けて、つらかったら、担任の先生や学年の先生、友だちや家族に相談して話を聴いてもらうようにとよく言います。話ができる場合はよいのですが、現実には、相談ができない場合もあると思います。

 いじめを受けている人、つらくて、眠れない夜や寂しくて耐えられない時がありませんか。いじめらるぐらいなら、学級で、一人でもいいと思っていませんか。しかし、ずっと友達との会話がない時間が続くと、人はそれに耐えられなくなっていくものだと思います。

 ここで、クジラの話です。海で生きるクジラは、通常、15ヘルツから25ヘルツ程度の周波数でコミュニケーションをとっています。ところが、「52」ヘルツの声のクジラが、1992年にアメリカによって初めて観測されました。
 30年近くにもなりますが、クジラの声だけは観測されているものの、いまだその姿が発見されてはいません。使用している周波数が違いすぎるため仲間のクジラと出会うこともできないことから「世界一孤独なクジラ」と呼ばれるようになり、ひとりぼっちで歌い続ける「クジラ」は科学者をはじめ様々な分野の人から注目を集めるようになりました。

 人にも届く声と届かない声があると思います。いくら叫んでも、いくら求めても、誰にも気づいてもらえない「いじめの声」があります。そして、誰にも気づいてもらえない「いじめられている人」がいます。

 いじめを受けている人は、『もう、誰とも関わり合いたくない。学校にもいきたくないと』思ったにも関わらず、一方で『人との温もりを求めている。寂しいと思っている。学校にもいきたい。』と感じてはいないでしょうか。『寂しさを知る人間は、寂しさを知ってるからこそ、寂しさに怯えます。』
 
 無意識のうちに聞き逃してしまう「いじめの声」を聴くためにはどうすればよいか考えてください。
 聞こうとしなければ聞こえてこない「いじめの声」があります。

 何気ない日常の生活があります。朝起きて、登校し、挨拶をし、授業を受け、学習をする。休み時間に遊び、そして、給食をとる。午後、学習活動し、部活動に参加する。学校が終われば、塾や習い事をする人もいるでしょう。

 例えば、学級で、一つの「いじめ」がわかりました。一つのいじめには、、8つの「いじめの兆候」がなかったでしょうか。8つの「いじめの兆候」の一つ一つに、「いじめにつながるサイン、シグナル」がなかったでしょうか。すなわち、一つの「いじめ」には、8×8=64の「サインやシグナル」が、日常生活にあったと考えられます。

 日常生活の中で、声なき声に耳を傾けて、その声「いじめの声(52ヘルツのクジラの声)」を聞くために、64回のほんの一回でもいいから、「サインやシグナル」に気づくことができれば、つらい思いをしている仲間を助けることができると思います。
 いじめをしている人も「心の叫び(52ヘルツのクジラの声)」があると思います。

 「仲間を大切に、自分を大切に」、「明るく、楽しく、前向きに、そして笑顔で」学習できる緑中学校をつくっていってください。