全校集会
- 公開日
- 2025/05/07
- 更新日
- 2025/05/07
お知らせ
今日の全校集会は、teamsで行いました。
校長先生のお話のあと、生徒会から本日の取り組みについて、説明がありました。
【校長講話「いじめ・いのちについて考える日」】
今日は「いじめ・いのちについて考える日」です。
大阪市では、いじめを決して見過ごさず、一人ひとりが安心して学べる学校をつくるため、そして「いのち」の大切さを学ぶためにこの日を設けています。
1 「いじめ」はどこにでもある。でも、見過ごしてはいけない
いじめという言葉を聞いたとき、「自分は関係ない」と思う人がいるかもしれません。
でも、いじめは特別な場所で起きるのではありません。
どの学校でも、どのクラスでも、誰かが傷つく出来事が起きる可能性があります。
大切なのは、「自分は関係ない」と思わず、「もし誰かが苦しんでいたら、自分に何ができるだろうか」と考えることです。
2 ちょっとした一言、軽い冗談、それが心を傷つけることがある
友達に言った一言が、知らないうちに深く傷つけていることがあります。
笑いながら言ったから大丈夫、みんなが言ってるから大丈夫、そんな言葉が、誰かの心に「自分はここにいていいのか」と不安を抱かせているかもしれません。
SNSの世界でも同じです。
画面の向こうには、感情のある「人」がいます。
文字は時に、言葉よりも強く人を傷つけることがあります。
3 傍観者ではなく、行動する人に
いじめは「してしまう人」だけでなく、「見て見ぬふりをする人」がいると大きくなってしまいます。
でも、「ちょっとおかしいな」「これはよくない」と思ったときに、声をあげたり、先生や大人に知らせたりする勇気を持ってください。
誰かが勇気を出してくれたことで、救われた人がこれまでにもたくさんいます。
あなたの一言が、大きな力になります。
4 私たちが目指す学校
私たちの学校が目指しているのは、「誰もが安心して通える場所」です。
そのためには、みんながそれぞれの違いを認め合い、助け合うことが必要です。
たとえ今までに人を傷つけたことがあっても、気づいた時点からやり直すことができます。
気づき、反省し、行動を変える、これもまた、強さの一つです。
最後に、お願いがあります。
どうか、誰かがつらい思いをしているとき、見て見ぬふりをせず、そっと声をかける人であってください。
自分自身がつらくなったときも、決して一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してください。
みんなが少しずつ思いやりを持てば、この学校はもっと温かい場所になります。
今日という日を、自分や周りの人の心を見つめ直す日にしてほしいと思います。