学校日記

全校集会

公開日
2025/06/09
更新日
2025/06/09

お知らせ

今日の全校集会では、美化委員会からの報告がありました。
今週の土曜日に、地域清掃活動を実施します。
ぜひ、参加してください‼!
最後に、卓球部の表彰がありました。

【校長講話「24年前の事件から学ぶ、命の大切さ」】
 今から24年前の2001年6月8日、大阪府の池田市にある大阪教育大学附属池田小学校で、とても痛ましい事件が起きました。
朝の授業が始まろうとしていた時間に、ひとりの男が校舎に侵入し、刃物で児童を襲ったのです。
 この事件で、8人の小学生の命が奪われ、15人が重軽傷を負いました。
 今日は、その事件で皆さんに考えてほしいのは、「どうすれば、自分と周りの命を守れるのか?」ということです。

1. 命は、何よりも大切なもの
 この事件で亡くなった子どもたちは、皆さんと同じように、家族と話し、友達と笑い、勉強や遊びに取り組んでいた子どもたちです。
 私たちは、この現実を「誰か知らない遠くのこと」だと思わずに、「明日は自分の周りでも起こるかもしれないこと」として受け止めなければなりません。
 だからこそ、毎日を当たり前と思わず、今日という日を大切に生きてほしいと願っています。

2. 自分の命は、自分で守る
 学校では、さまざまな避難訓練を行っています。
 「避難経路を確認する」「静かに移動する」「指示に従う」ことなど、皆さんはしっかりと行動できています。
 でも本当に大切なのは、「日ごろから周囲に目を配ること」「怪しいと感じたときにすぐに大人に知らせること」「『おかしいな』と思った自分の感覚を信じること」です。
 命を守るためには、「考える力」と「勇気ある行動」が必要です。

3. つながりが、私たちを強くする)
 事件後、多くの大人たちが「もう二度とこんな悲劇を繰り返さない」と誓いました。
 学校の安全対策も変わりましたし、「地域と学校がつながる」「先生たちも常に危機意識を持つ」ことが強く意識されるようになりました。
 でも、もっとも大切なのは、私たち同士が「つながっている」と実感することです。
 そんな一つひとつのつながりが、私たちの学校を、安全で温かい場所に変えてくれます。

 今の私たちは何ができるでしょうか。
 それは、「今を大切に生きること」「周りの人を思いやること」そして、「自分の命も人の命も、全力で守る努力をすること」その3つです。
 どうか皆さん、毎日の学校生活の中で、小さなことでもいいので、「命を大切にする行動」を実践してください。
 それが、この学校を守り、そして未来の社会をつくる、第一歩になるはずです。