全校集会
- 公開日
- 2025/09/16
- 更新日
- 2025/09/16
お知らせ
全校集会では、校長先生のお話のあと、卓球部と、男子バスケットボール部で選抜に選ばれた生徒の表彰がありました。
【校長講話「聴す(ゆるす)」】
今日は「きく」をテーマにお話しします。
このお話は、みなさんが小学生のときにも、全校朝会でお話しした内容です。
「きく」は、音や声を耳で受けるという意味です。
漢字で書くと「聞く」「聴く」の2つがあります。
「聞く」は、一般的に使われている漢字です。(聞こえる)
では、「聴く」はどんな時に使われるでしょう?
「聴く」は、注意深く耳を傾けるときに使われます。(注意深く聴く)
この「聴く」には、4つの聴き方が隠れています。
一つ目は「耳」で聴く です。
二つ目は「心」で聴く です。
三つ目は「目」で聴く です。
四つ目は「素直」に聴く です。
ではこれは何と読むでしょうか?「聴す」
これは「ゆるす」と読みます。
「ゆるす」と聞くと、「許す」という漢字を思い浮かべる人が多いでしょう。
でも、今日は少し違う「聴す(ゆるす)」という言葉について考えてみたいと思います。
「聴す(ゆるす)」は、「相手の言葉に耳を傾け、受け入れる」という意味を持っています。
つまり、ただ聞くだけではなく、相手の気持ちや考えをしっかり受け止めることを指します。
皆さんは、普段の生活の中で、友達や家族、先生の話をどれくらい「聴す」ことができていますか?
「聴す」ことは、相手を尊重することにもつながります。
たとえば、意見が食い違ったとき、相手の話を最後まで聴くことで、自分とは違う考えを理解するきっかけになります。
そうすることで、お互いに成長することができます。
みなさんには、これからの学校生活の中で、ぜひ「聴す(ゆるす)」ことを意識してほしいと思います。
友達や先生、家族の言葉に耳を傾け、相手の気持ちを受け止める。
そうすれば、きっと周りの人との関係がより良いものになり、自分自身も成長できるはずです。
「聴す」ことの大切さを忘れずに、これからも素晴らしい学校生活を送ってください。