全校集会
- 公開日
- 2026/05/11
- 更新日
- 2026/05/11
お知らせ
今日の全校集会では、校長先生のお話のあと、生徒会から「いじめ・いのちについて考える日」の取り組みについて説明がありました。
【校長講話】
今日は「いじめといのちについて考える日」です。「いじめはやめよう」「命を大切にしよう」という言葉は、みなさんの耳にタコができるほど届いているかもしれません。でも、今日は少しだけ視点を変えて、「想像力のスイッチ」についてお話しします。
学校生活の中で、「いじり」という言葉をよく耳にします。笑いが起きているから大丈夫、仲が良いから許される。そう思っていませんか?でも、その笑いは本当に全員のものですか?
笑っている側の「100回のいじり」は、受けている側にとっては「100回の小さな切り傷」かもしれません。傷口が浅くても、毎日切られ続ければ、いつか修復できないほど深く、化膿してしまいます。「相手が笑っているから」は、いじめがない証拠にはなりません。「ここで怒ったら空気が壊れる」と、必死に痛みを隠して笑っているかもしれません。その「想像力」を、一瞬だけでいいから働かせてほしいのです。
よく「命を大切に」と言われますが、命とは何でしょうか。私は、命とは「その人が持っている時間」のことだと思います。いじめは、相手の自由な時間を奪い、眠れない夜を増やし、未来を夢見る時間を恐怖で塗りつぶす行為です。つまり、相手の「命」を削り取っているのと同じです。みなさんの前には、これから何十年という膨大な時間が広がっています。その輝かしい時間を、誰かに削られる筋合いも、誰かの時間を削る権利も、私たちにはありません。
今日一日、友達と話すとき、SNSで言葉を送るとき、心の中に小さなスイッチを置いてみてください。「この言葉を、自分や自分の大切な人が言われたらどう思うか?」その想像力が、誰かの一日を救い、あなた自身の未来を優しく守ることになります。今日という日が、形だけの行事ではなく、みなさんの心が少しだけ温かくなるきっかけになることを願っています。