学校日記

全校集会

公開日
2026/08/31
更新日
2026/08/31

お知らせ

今日の全校集会では、校長先生のお話のあと、生徒会から「第2ブロック生徒会交流会」についての報告がありました。


【校長講話「ソテツの花」】

 みなさん、登下校や休み時間に中庭を通ったとき、何か変わったものに気づいた人はいますか?

 実は今、本校の中庭にある「ソテツ」に、とても珍しい大きな花が咲いています。

 ソテツは昔からこの学校にあって、みなさんにとっても見慣れた木だと思います。

 でも、ソテツが花を咲かせている姿を見た人は、おそらくほとんどいないのではないでしょうか。

 それもそのはず、ソテツの花は「何年、あるいは何十年(十数年から数十年)に一度しか咲かない」と言われるほど、非常にめったに見られないものだからです。

 普段は「ただの緑の木」としてそこにどっしりと構えているだけのように見えますが、実はあの木は、ずっと長い年月をかけてじっとエネルギーを蓄え、この瞬間のために準備を重ねてきました。

 今日、私たちがその花を見ることができているのは、まさに奇跡のような、貴重な瞬間に立ち会えているということです。

 この「何年もかけて準備をし、ここぞという時に花を咲かせる」というソテツの姿は、今の私たちに重なるところがたくさんあります。

 この2学期、私たちの前には大きな行事が控えています。

 みんなで心を一つにして創り上げる文化発表会、そして力と団結を競い合う体育大会です。

 目に見える華やかな本番の裏には必ず、地道に準備を重ねたり、陰で努力したりする「見えない時間」があります。

 ソテツが長い歳月をかけて花を咲かせたように、みなさんがこれから取り組む行事も、日々の地道な積み重ねの先にこそ、最高の「花」が咲くはずです。

 そして特に、3年生にとっては、自分の将来の進路を本格的に選んでいく、とても大切で、時に対話やプレッシャーを感じる時期になりました。

 将来への不安で心が重くなることもあるかもしれません。

 ですが、進路に向けた毎日の机に向かう時間、一歩一歩の積み重ねは、決して無駄にはなりません。

 今、みなさんが必死に自分と向き合っているその苦労や努力こそが、みなさんの未来という大舞台で、自分だけの花を咲かせるときの確かな栄養になります。

 焦らず、しかし一歩一歩、自分の進むべき道を信じて進んでいってください。

 1・2年生のみなさんは行事に向けて仲間と団結する力を、そして3年生のみなさんは自分の未来を切り拓く力を。

 それぞれがそれぞれの場所で、自分なりの「花」を咲かせるための2学期にしましょう。

 今日、時間が許せばぜひ中庭に立ち寄って、その珍しいソテツのエネルギーを感じてみてください。