学校日記

「6/29(月)全校集会」校長講話

公開日
2015/06/29
更新日
2015/06/29

お知らせ

 期末試験が終わり、1学期も後1カ月を切り、早いもので水曜日からは7月に入ります。先日知ったのですが、通常1日の長さは24時間ですが、今年の7月1日は通常より 1秒長いうるう秒が挿入され、24時間1秒となるそうです。
 うるう年というのは、2月が29日まであり1年が366日ある年で4年に一度、オリンピックのある年ということは知っていましたが、うるう秒というのは初めて知りました。世界時間と地球の自転のずれを調整するために挿入されるそうですが、日本時間では、7月1日の8時59分59秒の後に60秒が挿入され、その後に9時0分0秒となるそうです。
 「うるう」(閏)という字は、門がまえに王と書きますが、差し挟むという意味です。実際、時計や電子機器などは1秒早くなってしまいますが、電波で時間がコントロールされたり、自動補正されるものが多いので、大きな心配はないそうです。
 さて、なぜこのうるう秒のお話をしたかというと、たとえ1秒とはいえ、時間の大切さを実感する機会にしてほしいと思ったからです。時間は誰にでも平等に与えられています。その時間をどう使うかは、私たち一人ひとりに任せられています。
 19世紀のフランス人のジャネという人が「時間の心理的な長さは、年齢の逆数に比例する」といっています。一般に「ジャネ—の法則」と呼ばれるものですが、皆さんに当てはめるとすると、15歳の人の1年は人生における1/15の長さ、30歳の人は1/30の長さ、60歳の人は、1/60の長さに感じるということです。
 つまり、同じ1年でも、先生より皆さんの1年の方が3〜4倍長く感じられ、それだけ価値があるということになります。
 皆さんにとっては、勉強、部活動、友達や家族との語らい、食事、睡眠など必要な時間はたくさんあると思います。大切なことは、しっかりと時間の優先順位をきめ、計画的に、時には集中して使う事です。
 
 「少年老い易く学成り難し」とも言われ、若い頃に必死で勉強することの大切さも昔から言われています。試験が終わったといって気を緩めることなく、時間を計画的に、そして有効に使ってほしいと思います。

校 長 山 崎 英 志