学校日記

「7/6(月)全校集会」校長講話

公開日
2015/07/06
更新日
2015/07/06

お知らせ

 7月に入りました。7月は文月と言われます。これは短冊に歌や文字を書き、書道の上達を祈ったという七夕の行事にちなみ、文を披露する月(文披月 ふみひらきづき)から転じたという説が有力だそうですが、陰暦の7月頃から稲の穂が膨らむ月であることから、穂含月(ほふみつき)から文月になったという説もあるそうです。
 さて、先週から時間を大切にしようということで、明日の「ノーチャイムデー」に向けて取り組んできました。今日も時間の大切さについて少しお話をしたいと思います。
 大阪は、せっかく高校に入学しても途中でやめてしまう、いわゆる中退が全国1です。平成25年度では約7,400人が中退しています。これは、生徒1,000人当たり32人にもあたるそうです。
 高校の先生たちに、どんなタイプの生徒が中退するのかを尋ねたアンケート調査があります。その第1位に上がったものは何かわかりますか。それは、「時間にルーズな人」です。遅刻をする。提出物の期限を守らない。忘れ物が多い。これは、会社を途中でやめる人の原因とも重なっています。
 第2位は何かというと、「人の話を聞けない人」です。人は他の人の話を聞いて判断力を高めていくわけです。それゆえ、人の話を聞けない人は、簡単に学校をやめてしまうという間違った判断をしてしまいがちになります。
 第3位は、「自分で物事を考えようとしない人」だそうです。自分でしっかり考えないで、友だちの話に流されてしまう、あるいは、何も考えずに行動してしまう、こういうタイプの人ですね。
 「時間を守れ」「遅刻をするな」「人の話をしっかりと聞く」「自分で考えて行動する」どれをとっても当たり前のことです。当たり前のことを当たり前にできるようにならなければ、社会で通用しないということです。
 さて、最後に「交通死亡事故多発警報」が7月1日に発令されたことをお話しします。交通事故の統計は、1月1日から12月31日の1年間でとるということは以前お話ししましたが、今年は7月1日現在、交通事故による死者が 104人で前年と比べると35人も増加しているそうです。その中でも、6月22日から7月1日までの10日間で死亡事故が10件という極めて死亡事故が多発しています。
住吉高校の横を通って通学している人も多いと思いますが、住吉高校の前を西側にしばらく行ったところでマンションの工事が始まり、みんなの通学時間帯や部活動でランニングをする時間帯にも大型のトラックが走ります。十分に注意してほしいと思います。

校 長 山 崎 英 志