熊本で最大震度7の大きな地震があり、大きな被害が出ています。みんなは、大きな地震を経験したことはないと思いますが、先生は自分が大きな揺れを経験した平成7年1月17日に起こった阪神淡路大震災を思いだしました。
阿倍野区にも上町断層という断層が走っていて、いつ地震が起こるかわかりません。また、南海トラフ大地震が起こる確率は、30年以内に60%から70%とも言われます。
いつも言われていることですが、全校集会にきちんと並んで、喋らずに全校生徒が短時間で集合するというのは、万が一の時に備えての避難訓練でもあるわけです。今日も、きちんとできていたと思いますが、災害への心構えも忘れずに持っていてほしいと思います。
さて、先日の新聞に4月12日に東京大学の入学式が行われ、3,146人が入学したことが報道されていました。東大の入学式でも、本校の入学式で私がお話ししたように学長先生(東大では総長とよばれるようですが)が、式辞を述べられます。みんなでも十分に理解できる内容ですから、東大のホームページに全文が掲載されていますので、興味のある人は読んでみてほしいと思います。
式辞で総長先生が東大生にアドバイスしていることの中で一つ参考になることを紹介したいと思います。それは、新聞を読みなさいということです。今は、インターネットやテレビなどでニュースに触れることができますから、新聞をとっていない家庭もあると思います。しかし、東大の総長先生は、ヘッドラインだけでなく、記事本文もきちんと読む習慣をつけるべきだと言っておられます。今後、専門的な勉強・研究をしていく上でもそれが大事だということです。
もう一つ驚いたことは、最後に朝ごはんをしっかり食べ、規則正しい生活をするようおっしゃっていることです。これは、先生が始業式でお話ししたことと同じですね。
最後に、うれしいかったことを一つ紹介したいと思います。この四月の異動でお隣の住吉高校の校長先生が福永校長先生に変わられました。この間、お話をしていると、朝、住吉高校の前を通ってくる生徒が、あいさつをして「校長先生、変わられたんですね」と声をかけてくれたと大変喜んでおられました。先週の集会で「あいさつ」についてお話しました。きちんと実践できている人がいることをうれしく思います。続けてほしいと思います。
校 長 山 崎 英 志