「5/16(月) 全校集会」校長講話
- 公開日
- 2016/05/16
- 更新日
- 2016/05/16
お知らせ
修学旅行、校外学習、一泊移住と大きな学校行事が終わりました。それぞれで成果と課題をきちんと整理をして、中間テスト、体育大会という次のステップに向かって進んでいってほしいと思います。
3年生の修学旅行の出発式で、ある心理学者の言葉を紹介しました。「人間は6割の楽しい思い出と3割のどちらでもない思い出と1割の嫌な思い出を持って生きている動物だ」という言葉です。嫌な思い出を増やさず、楽しい思い出が増えるようにすることが大切ですが、その心理学者は楽しい思い出は自分だけでは作れない、人に作ってもらうものだとも言っています。自分一人が楽しくてもそれはあまり心に残るものではなく、人に親切にされた、友だちとともにいい時間が過ごせた、行事を通して、互いに友だちを気遣い、親切にしあうことによって、いい思い出がつくられていくということです。
それに関連して、この土日で鎌田實という方の著書「1%の力」という本を読みました。鎌田實さんといっても、わからない人が多いと思いますが、「アリエール」という紙パンツのCMに出られている、丸い眼鏡をかけられ、白い顎ひげをはやした人と言えば、わかる人もいるかもしれません。
鎌田さんは、本の中で「あなたは誰のために生きていますか」という質問を投げかけています。ほとんどの人は、「自分」とか「家族」と答えるかもしれません。鎌田さんは、「1%を誰かのために生きなさい」と提唱しています。1日 24時間、その1%は14分です。1日に14分を誰かのために考え行動すると、その組織はすばらしいものになるということです。
ぜひ、意識をして取り組んでみてください。
校 長 山 崎 英 志