全校集会が天候の関係で2週間空いてしまいましたので、11月8日の全校集会でお話したかったことを先にお話します。
11月8日で、い(1) い(1) 歯(8) の語呂合わせで「いい歯の日」でした。日本歯科医師会が、いつまでも楽しく食事をとるために、口の中の健康を保ってほしいということで、平成5年に制定したそうです。
「保健だより」の10月号、「食育つうしん」の11月号にそれぞれ「いい歯の日」について、高田先生、今西先生が書いてくださっていますから、読んでくれていることと思います。
「保健だより」には、歯科受診報告書の提出率がグラフで示されていました。今年度の歯科検診で受診のお知らせ、つまり、むし歯を始めとして治療の必要がある人は、131名いるということです。心当たりの人がこの中に131人いるということです。そのうち、歯科を受診して受診の報告書を出した人がわずか19名という結果でした。なんと、2年生は0人、全く受診していないという状況です。これには、少し驚きました。
確かに、むし歯は初期では自覚症状がないことや、なかなか歯医者に行く時間が取れないなどの事情があることはわかりますが、歯は風邪などと違ってほっておいて治るということはありません。
特に、3年生の人は、受験当日に「ずきん、ずきん」と痛みがきたらどうしますか。試験に集中できないということにもなりかねません。ぜひ、入試までに治療をしておいてほしいと思います。歯の治療は受験対策の一つでもあります。
大切なことは、日常の手入れ、すなわちブラッシング、歯磨きです。中学生のみんなに、歯磨きをしようといった、小学生にするような話で恐縮ですが、これからの長い人生、いつまでも自分の歯でおいしく食事をするためには、とても大切なことです。
受診のお知らせをもらった人は、治療を、そして、日常の手入れをしっかりしてほしいと思います。
さて、今日は先生の話のあと、尾添先生が部活動部長会議で話し合われ、取り組んでいる「あいさつ」についてお話をしてくださいます。あいさつについては、これまで先生も何回もお話をしてきましたが、先日、大変驚いたニュースがありましたから、紹介しみんなに考えてほしいと思います。
神戸のあるマンションの住民の総会で、小学生を持つ親御さんから提案がありました。「知らない人にあいさつされたら、逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください」「子どもにはマンションの住人かどうか判断できないので、教育上困ります」という内容だったそうです。すると、年配の人から、「あいさつをしてもあいさつが返ってこないことがあって気分が悪かった。お互いにやめましょう」という意見が出て、そのマンションではあいさつをしないことに決まったというニュースでした。
この話を聞いてみんなはどう思いますか。この後の尾添先生のお話と合わせて、自分でしっかり考え、正しいと思う行動をしてほしいと思います。
校 長 山 崎 英 志