始業式に、1月から3月にかけては時間がたつのが早く感じられる時期ですというお話をしましたが、早いもので今日は2月7日です。3日が節分で4日が立春でしたから、暦はもう春に入ったという事です。
節分というのは、まさしく字のとおり、季節の分かれ目ということです。日本には春夏秋冬と4つの季節がありますから、もともと節分は4回あったわけですが、現在では立春の前日だけを節分というようになっています。
暦の上では、立春を迎え春に入ったとお話ししましたが、これから「三寒四温」といって、寒い日が3日続くと、そのあと4日ほど暖かい日が続き、また、寒くなるといったような日を繰り返し、本当に暖かい春がやってきます。この「三寒四温」という言葉は、春が近づき、気候がだんだん暖かくなるという意味にも使われます。
春と言えば、桜の花の開花が待ち遠しいですが、桜の開花にはいろいろな説がありますが、よく積算温度ということが言われます。聞いたことがありますか。
元旦からその日の温度を毎日足していき、600度になったら開花するとか、立春から足していって540度で開花するとも言われます。あくまでも目安の様ですが、桜は寒い冬に耐えながら、徐々に太陽のあたたかさをため込んでいっぱいになったら、美しい花を咲かせます。このことは、どんなに辛く大変なことがあっても、いつかは「桜のように花が咲く」といった人間の生き方にも通じることが日本人が桜の花を愛するゆえんかもしれません。
寒さに耐えて、ようやく花は咲くわけです。人間も同じように、みんなの可能性を開花させる春に備えて、ぐっと耐えて頑張らなければならない時期があります。3年生は、まさに今その時期だと思います。今ががんばり時です。春はもうすぐです。がんばってください。
さて、話は変わりますが、昨日先生方の勉強会で地域の「うさみクリニック」の宇佐美先生のお話を聞きました。毎年、往診をしている施設で今年はインフルエンザの発生がほとんどなかったそうです。何か特別なことをしたのか尋ねたところ、「手洗い」を徹底したということでした。ごく普通のことですが、それを徹底することで大きな効果が出ているということでした。
インフルエンザの発熱で苦しんだ人も大勢いると思います。この後B型の流行も予想されるともおっしゃっていました。手洗い等十分に気をつけてほしいと思います。
最後に、昨日から体育科の先生として、森岡悠希先生に来ていただいていますので、ご紹介しておきます。
校 長 山 崎 英 志