平成28年度の修了式を迎えました。4月からは学年が一つずつ進級しますが、次の学年に進むのにふさわしい自分になっているか、冷静にしっかりと自分を振り返ってみてほしいと思います。
火曜日の全校集会でもお話をしましたが、2年生の皆さんはいよいよ義務教育の最終の学年になります。春休みの間にしっかりと準備をして、4月には進路選択にむけてスタートが切れるようにしておいてほしいと思います。
1年生の皆さんは、阪南中学校の中核となる学年になります。しっかりと後輩をリードしていけるよう努力してほしいと思います。
この1年間、全校集会で皆さんにいろんなお話をしてきましたが、学年の修了にあたり、「ありがとう」という言葉についてお話をしたいと思います。
先日、先生の読んでいる新聞に「ありがとう」の反対語は何だと思いますか。と書いてありました。答えは、後ほどいうということにして、この「ありがとう」という言葉は「日本語の中で最も素晴らしい言葉はなんですか」という調査でいつも一位になるそうです。
確かに、誰かに「ありがとう」と言われて怒る人はいません。ありがとうと言う言葉は、相手の心を気持ちよくさせるだけでなく、不思議とありがとうと言った人にもお礼が返ってくる言葉です。
科学的には全く証明できませんが、「ありがとう」と書いた紙と「馬鹿野郎」と書いた紙を同じ水のペットボトルに張り、一晩おいて飲んでみると、「ありがとう」と書いた紙を貼ったペットボトルの水が美味しく感じられると言います。
花を二つ用意して一つの花には「ありがとう」と言い続け、もう一つの花には「馬鹿野郎」と言い続けると馬鹿野郎と言い続けた花の方が先にかれるとも言われます。まったく科学的ではありませんが、「ありがとう」という言葉の大切さを教えてくれるものと思います。
さて、先ほどの「ありがとう」の反対語ですが、新聞には「あたりまえ」と書いてありました。今日こうして修了式が迎えられたことに、家族がいてくれることに、友だちがいてくれることに、勉強できていることに「ありがとう」という感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
今日で、各クラスは解散します。1年間お世話になった担任の先生や学年の先生方、そして同じ楽器夕の仲間に「ありがとう」という言葉が交わせたら、すばらしい修了式になるのではないかと思います。
有意義な春休みとしてください。
校 長 山 崎 英 志