今日は雨が降っていませんが、近畿地方は梅雨の真っ只中です。「つゆ」、漢字で書けますか。「梅雨」と書いて「つゆ」ですね。6月から7月にかけての長雨を梅雨と呼び、漢字では「梅雨」と書きます。
なぜ、この時期の雨の多い天候を梅雨というのかということについては、いろいろな説があるのですが、昨年もお話をしたので今日はおいておきます。1年生で興味のある人はぜひ自分で調べてみてください。
この梅雨の時期は蒸し暑く湿度も高いので、体調を崩しがちです。期末テストも近づいてきています。体調管理には十分注意してください。
さて、この日曜日に大変心温まる出来事がありましたので、皆さんに紹介したいと思います。先生の自宅の近くに交通量の多い比較的大きな交差点があります。
その交差点を相当ご年配のおじいさんが、杖の先に足がついているような補助具を使いながらゆっくり渡っていました。一歩一歩の歩幅が短くて、なかなか前に進みません。ようやく横断歩道の中央付近に来たときには、歩行者用の信号が点滅を始めていました。「信号が変わるまでには横断することは難しいだろうなぁ」と見ていると、このおじいさんに寄り添い守るように、横を同じペースで歩く男性が現われました。家族の人が後から付いてきていたのかなと思ったのですが、よく見ると、その男性はおじいさんとすれ違っていた男性でした。止まっている車に頭を下げながら、気を配りながら歩いていました。
すれ違った後に、どうしても気になったのか、おじいさんの進行方向とは逆方向にすでに交差点を渡っていたのに、引き返しておじいさんに寄り添ってくれていたのでした。
おじいさんが渡り終える前に信号が赤になるのは確実でした。車側の信号が青になれば、心ない運転手は大きなクラクションを鳴らし、おじいさんをあわてさせ、下手をするとこけてけがをしてしまうかもしれません。
先生も、「信号が変わるまでに渡るのは難しそうだな、大丈夫かな」という心配な気持ちはもっていました。しかし、その男性のように引き返して一緒に寄り添うという行動はとれませんでした。
その男性の行動を見て、非常にさわやかな気持ちになるとともに、自分自身とも向き合う事にもなりました。
ぜひ、みんなには、困っている人や助けが必要な人がいれば、すぐに行動できる人になってほしいと思います。