はやいもので、今日で1学期が終了します。この1学期の間で皆さんはどれだけ成長できたでしょうか。身長や体重だけでなく、考え方や心、そして学力や体力もどれだけ成長できたか、自分でしっかりと振り返ってみてほしいと思います。
学校生活の部分は、通知票という形で皆さんに手渡されます。しかし、通知票には表れない一人ひとりの1学期があったと思います。1学期の成長を振り返ってみてほしいとお話をしましたが、2つの基準をお話したいと思います。
一つ目は、「自分にできる精一杯のことを一生懸命やって、自分に恥ずかしくない毎日を送ることができたか」ということです。1時間1時間の授業を大切にできましたか。係の活動や清掃もきちんとやり遂げることができましたか。あいさつ、時間を守るということについてはどうですか。
二つ目は、仲間を大切にして人の気持ちを考えることができたかということです。5月初めの全校集会で、一人ひとりが居心地のいい学級にするために「自分がされてうれしいことを他の人にしてあげよう、自分がされて嫌なことは他の人にしないようにしよう」というお話をしました。覚えていますか。きちんと実行することができましたか。
残念ながら、いくつかのトラブルがあり、先生方から指導を受ける場面もありました。今お話しした、二つの基準で自分自身の「こころを通知票」をつけてみてほしいと思います。
さて、1学期の終業式には必ずこのお話をしていますから、2年生3年生の人は覚えてくれていると思います。それは「し・ぬ・な」という事です。
まず「し」です。絶対に死んではいけません。交通事故、水の事故、思わぬケガや病気、熱中症など十分注意してください。また、保健室から検診の結果をもらって治療にいかなければならない人は、夏休みの時間のある間に受診をしてください。
次に、「ぬ」です。盗んではいけません。万引きは犯罪です。夏休みになると、どうしても開放的な気分になり、はめをはずしてしまいがちになります。やっていいこと、してはならないことの判断をしっかりとしてほしいと思います。
最後に「な」です。怠けてはいけません。夏休みにみんなに与えられた時間は同じです。だらだらと無駄にすごしてはもったいありません。しっかりと計画を立てて、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。特に、3年生にとっては、進路に向かって大切な夏です。しっかりと学習にも取り組んでほしいと思います。
それでは、有意義な夏休みとしてください。