本校の校章のデザインでもある梅の花が美しく咲いています。今日は少し肌寒いですが、春がもうすぐそこまで来ているような気がします。正門に掲げられている卒業までのカウントダウンカレンダーが今日は5となっています。3年生は、いよいよ卒業です。
今日は一冊の本を紹介したいと思います。「中東の国 クウェートへ」という本なのですが、作者は、辻原恵里子さんといって、阪南中学校の先生の2年上の先輩の方です。ということは、みんなの大先輩でもあるわけです。
辻原さんは、2012年から3年間、おつれあいがクウェート大使館の大使として赴任されていたので、大使夫人としてクウェートにおられました。皆さんは、クウェートと聞いて、地図上の場所やどんな国か思い浮かべることができますか。大変な親日国だそうですが、先生もあまり知識がありませんでした。
辻原恵里子さんは、クウェートにおられた3年間に、大使夫人として日本の皆さんにクウェートのことをもっと知ってほしいということで、クウェートから通信を出されていて、その一部は中学校の社会科の教科書にも載っているそうです。
ところが、日本に帰国されてから病気が見つかり、実は昨年の1月に亡くなられてしまいました。そこで、辻原さんに親しかった人たちや、教科書に載ったというお話をしましたが、教科書会社の方たちが、辻原さんが書いておられたものを一冊の本にしようということで出版されたのがこの本です。
辻原さんの妹さんが先生と同級生であるいうご縁もあって、先日、阪南中学校の皆さんもぜひ、読んでもらいたいとこの本を持ってきてくださいました。図書室においてもらいますので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
3年生の面接練習で、将来の夢を尋ねた時、何人もの人が英語をしっかり勉強して、海外で活躍したいという希望を語ってくれていました。
皆さんは、いま阿倍野区に住んでいますが、一生ここで暮らすのも一つですが、世界は広く、いろんな人たちがいろんな違ったことをしながら生活しています。しっかりと勉強して世界に羽ばたいてほしいと思います。