先週は、修学旅行、校外学習、一泊移住と各学年とも大きな学校行事がありました。今週に入り、すでに中間テスト週間前になっていますが、気持ちの切り替えはしっかりできていますか。また、やる気のスイッチは入っていますか。
どこかの塾のCMで「やる気スイッチ」という言葉が使われていました。勉強を進めていくうえで、この「やる気」というのは、とても大切だと思います。皆さんの中には、「やる気スイッチ」のすぐに入る人、なかなかスイッチが入らない人がいると思います。どうすれば、やる気のスイッチを入れられるのでしょうか。そのヒントとなるお話をしたいと思います。
今から、2千年以上も前、紀元前の時代にギリシャの科学者でアルキメデスという人がいました。名前は聞いたことがあると思います。ある時、王様が職人に純金で王冠を作らせました。ところが、これを作った職人が金に混ぜ物をして、王様から預かった金を盗んだという噂が広まりました。そこで、王様はアルキメデスにその王冠を渡して、王冠を壊さずに混ぜ物がしてあるかどうか調べるように言いました。アルキメデスは困り果てます。来る日も来る日もこのことを考え続けましたが、よい方法が見つかりません。ある日、アルキメデスがお風呂に入ったところ、お湯があふれるのを見て、その方法を思いつきます。これは、のちにアルキメデスの原理といって、後世に伝えられることになりますが、この話は何を教えてくれていると思いますか。
それは、粘り強く考え続けることの大切さです。勉強は楽しいことばかりではありません。わからないこと、理解できないことが出てくるはずです。そこで投げ出してしまうのではなく、粘り強く考え続けることで「わかった」という瞬間がやってくると思います。とてもうれしくて楽しい気分になると思います。この気持ちを味わった人が、また粘り強く勉強を進めていくことができると思います。
まずは、中間テストに向けて、粘り強く学習に取り組んでみましょう。