7月20日(金)朝、1学期の終業式を、連日猛暑が続く中、生徒のみなさんの健康・安全を考慮し、当初グラウンドで行う予定を変更して校内放送で行いました。
校長先生の講話は、次のとおりです。
大変暑い日が続いています。熱中症対策として、1学期の終業式は運動場で行わず、放送によって行うことにしました。各教室で集中して先生の話を聞いてください。
さて、今日で1学期が終了します。この1学期の間で皆さんはどれだけ成長できたでしょうか。身体だけでなく、考え方や心、そして学力や体力もどれだけ成長できたか、自分でしっかりと振り返ってみてほしいと思います。
1年生の皆さんは、3月まで小学生であったということが信じられないぐらい、今では立派な阪中生になっています。大きな成長が感じられます。1学期の始業式で、2年生は学校の心臓、3年生は学校の顔というお話をしました。そのとおり、2年生は学校の心臓としてよく頑張っていると思います。3年生は、修学旅行や体育大会で、さすが3年生というすばらしい姿を見せてくれました。
この1学期の成果は、学校生活の部分、特に学習の部分は、通知票というという形で皆さんに手渡されます。しかし、通知票には表れない一人ひとりの1学期があったと思います。1学期の成長を振り返ってみてほしいとお話をしましたが、2つの基準をお話したいと思います。
一つ目は、「自分にできる精一杯のことを一生懸命やって、自分に恥ずかしくない毎日を送ることができたか」ということです。1時間1時間の授業を大切にできましたか。係の活動や清掃もきちんとやり遂げることができましたか。あいさつ、時間を守るということについてはどうでしょうか。
二つ目は、仲間を大切にして人の気持ちを考えることができたかということです。以前、全校集会で一人ひとりが居心地のいい学級にするために「自分がされてうれしいことを他の人にしてあげよう、自分がされて嫌なことは他の人にしないようにしよう」というお話をしました。きちんと実行することができましたか。残念ながら、いくつかのトラブルがあり、先生方から指導を受ける場面もありました。今お話しした、二つの基準で自分自身の「こころを通知票」をつけてみてほしいと思います。
さて、1学期の終業式には必ずこのお話をしていますから、2年生3年生の人は覚えてくれていると思います。それは「し・ぬ・な」という合言葉です。
まず「し」です。絶対に死んではいけません。交通事故、水の事故、思わぬケガや病気、熱中症など十分注意してください。また、保健室から検診の結果をもらって治療にいかなければならない人は、夏休みの時間のある間に受診をしてください。
次に、「ぬ」です。盗んではいけません。法に触れるようなことは絶対にしてはいけません。夏休みになると、どうしても開放的な気分になり、はめをはずしてしまいがちになります。誘惑もたくさんあります。やっていいこと、してはならないことの判断をしっかりとしてほしいと思います。
最後に「な」です。怠けてはいけません。夏休みにみんなに与えられた時間は同じです。だらだらと無駄にすごしてはもったいありません。しっかりと計画を立てて、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。特に、3年生にとっては、進路に向かって大切な夏です。しっかりと学習にも取り組んでほしいと思います。
8月27日には、運動場で皆さんと顔を合わせて、2学期の始業式ができることを願っています。それでは、有意義な夏休みとしてください。