先週は、大変強い台風21号が大阪を直撃し、大きな被害が出ました。また、北海道では地震が発生し、天災が続いています。今後、いつまた大きな災害が襲ってくるかもしれません。いざという時に、自分の命を守るためにはどうすればいいのか。また、中学生として地域でどのような役割を果たせばよいのか、以前、「自助」「共助」というお話をしたことがあると思いますが、そういう心構え、防災意識を持つことの重要性を考えさせられる1週間でした。
さて、先週の金曜日から「プチノーチャイムデープラス」が始まっています。この取り組みは、時間を守ることの大切さ、そして、主体的に行動することを目指して取り組むわけですが、なぜ、時間を守ることが大切なのでしょうか。
ある有名企業の人事担当者のお話を聞いたことがあります。「どのような人を採用したいか」というテーマでした。
1番目にあげられたのが「時間を守れる人」でした。その会社は、採用するのにもちろんペーパーの筆記テストもあるのですが、3回の面接試験をするそうです。もちろん、1回目の面接で落ちてしまう人もいるわけです。ギリギリに面接会場にやってきたり、遅刻する人は論外で、面接をする前に不採用となってしまうそうです。それ以外にも、ディバックを背負ったまま、面接会場にはいってくるといった常識のない人もアウトだということでした。
ちなみに、2番目は「ルールを守れる人」、3番目が「よく気が付く人」ということでした。
大阪府は、残念ながら高校に入学しても、途中でやめてしまう中途退学が全国1多いそうです。毎年、5,000人近い人が中退してしまうのですが、高校の先生にどんな生徒が中退するのか尋ねた調査があります。その第1位は、「時間にルーズな人」「時間を守れない人」だそうです。遅刻する、提出物の期限を守らない、忘れ物が多い、こういう人たちが高校を中退してしまうそうです。
ぜひ、皆さんにはこのノーチャイムの取り組みを通して、時間を守ることの大切さと主体的に行動するということをしっかりと学んでほしいと思います。