１１月７日（水）朝　２年学年集会で、渡邊学年主任から明日から始まる職場体験学習について、次のお話がありました。

　少し昔話をします。私が阪南中学校に来る前の学校では、当初職場体験学習がありませんでした。先生たちにとっては手間のかかる行事なので、正直ラッキーと思いました。最後の３年間は、小学校から学級崩壊を起こしているしんどい学年を受け持ちました。良いところもたくさんあるのですが、それを自分たちで気づいていない、自己肯定感が低い生徒が多かったです。
　そこでできることはないか考え、職場体験学習をその学校で初めて行いました。「あの子たちが大丈夫か」という声もあったのですが、地域の方々にも生徒たちの良いところを発見してもらい、褒めてもらって帰ってほしい思いで始めました。一から事業所を探す苦労がありましたが、幸い事業所からの評価も高く、やって良かったと思っています。当時のことを感謝しているかどうかわかりませんが、卒業生に街で時々声をかけてもらえて嬉しく感じています。