期末テストが終わりました。先週22日には今年の木枯らし1号が吹いて、季節は秋から冬へと進んできています。木枯らしと呼ぶには条件があって、晩秋から初冬にかけて吹く北風で、風速が8m/s以上、気圧配置が西高東低になっていることが必要だそうです。
春に吹く強い南風は春一番と言います。春の風は一番と言うのに木枯らしは1号と言うのは、春の暖かい風を人々が待ち望んでいるのに対して、寒さを連れていく木枯らしは嫌われ者なので台風と同じように1号2号と数えるという説があります。日本人の季節感がよく表れているような気がします。
さて、先日の全校集会では「散歩ついでに富士山に登った人はいない」という言葉を紹介して目標を持って取り組むこと大切さをお話ししました。今日は、皆さんの物の考え方についてお話をしたいと思います。
有名なお話を紹介したいと思います。ある二人のセールスマンが靴を売るためにアフリカのある村に派遣されました。しばらくして本社の部長に一人の社員から電話連絡がありました。「部長、ためですよ。ここの人たちはみんな裸足です。だれも靴を履いていません。こんなところで靴なんか売れませんよ」もうしばらしくて、もう一人の社員から連絡がありました。「部長、ここはすばらしいですよ。ここの人はまだ靴のことを知りません。靴のすばらしさを伝えたらどんどん売れますよ」
同じ場所に同じ仕事で行っても人によってこれだけ考え方が変わります。プラス思考、ポジティブシンキング、マイナス思考、ネガティブシンキングなとど呼ばれますが、どちらの考え方をする方が人生うまくいくでしょうか。
では、プラス思考をするためにどうすればいいのでしょうか。それは、クラスの中でよい点や素晴らしい点をしっかりと見つける目を持つということです。学級だよりを見せてもらっていると、1週間の振り返りシートからクラスの中でよかったこと、友達のいいところ、よかったことが書かれています。良い点よりも欠点が目立つもので、良い点はなかなか見えにくいものです。それを見つけようとするところにプラス思考が育つのです。
今日から期末テストが返却されます。結果をしっかりと受け止めプラス思考で残された2学期をしっかりとがんばってほしいと思います。