11/27 お昼の放送アゲイン 「減塩の工夫」
- 公開日
- 2018/11/27
- 更新日
- 2018/11/27
お知らせ
●11月27日(火)減塩の工夫
今日は高血圧対策の食事の2回目で、減塩の工夫についてお話します。ポイントは五つあります。
まず第一に、旬の新鮮な食材を使うことです。旬の新鮮な食材は旨味が豊富なので、あまり調味料を使わずに食べることができます。
第二に、だしを使うことです。このだしについてはまた後日詳しくお話します。
第三に、酸味や香り、辛みを効かせることです。塩味以外の味を加えることで、塩分を控えられます。例えば、焼肉や焼魚に、レモン、ゆず、すだちなどのかんきつ類を搾ってかけ、さわやかな香りと酸味で味わうといったものです。また、カレー粉などの香辛料で風味・香りづけをしたり、ねぎやしそ、ミョウガなどの薬味を利用するといった方法もあります。さらに、これから時期がやってくる鍋料理をだいこんおろしの自然な辛みで食べるといった工夫もあります。
第四に、ごまやナッツ類などの香りと、深い味わいであるコクを生かすことです。砕いた、あるいはすりつぶしたナッツのくるみあえ、ごまあえ、アーモンドあえ、ピーナッツもしくはピーナッツバターあえ、・練りごまあえなどは、食塩を減らしても濃厚な味わいになります。
第五に、焼く、揚げるといった調理で焦げ目をつけて香ばしさを出し、調味料に頼らない工夫をすることです。
また、とても意外かもしれませんが、ケチャップをみそ汁に加えると、トマトの旨味と酸味でみそを減らすことができ、減塩につながるようです。生のトマトやトマトの缶詰を利用した、野菜や肉や魚のトマト煮もおすすめです。
薄味である、減塩の食事の準備には多かれ少なかれ手間がかり、慣れるまでなかなか大変なものですが、苦痛にならないよう無理のない範囲で工夫したいものです。