学校日記

12/13 お昼の放送アゲイン 「水あめ」

公開日
2018/12/13
更新日
2018/12/13

お知らせ

 今日の給食にはさつまいものごまみつかけがあり、みつには水あめが使われています。

 水あめは日本に古代からある甘味料で、まろやかで上品な甘みが特徴です。昭和育ちの人にとって水あめといえば、とんち和尚の一休さんがなめた飴や、街頭紙芝居という主に子供を対象とした芸能には付き物だったおやつとして思い出される、ノスタルジックな食べ物です。

 水あめはでんぷんに酵素のアミラーゼや酸を作用させ、でんぷんを麦芽糖やぶどう糖に分解させて作ります。和菓子に使われることが多く、水あめを加えることにより食べ物に照り・つやが出て、より美しく、おいしそうに見えます。また、水分をキープする保水性があるため、時間がたってもパサつきません。

 今日の給食は全体的に中華風献立ですが、中国では水あめは、胃腸を丈夫にし、咳を鎮め、食欲不振、頭痛、腹痛などの漢方薬としても用いられます。風邪をひいて喉が痛い時や咳が出るとき、水あめに生のだいこんと生姜を漬けておいたものを飲むと症状が鎮まるようです。元気が出ないときや体調がすぐれないと感じるとき、温めた生姜大根飴を試してみてはどうでしょうか。