12/14 お昼の放送アゲイン 「十割(じゅうわり)そば」
- 公開日
- 2018/12/14
- 更新日
- 2018/12/14
お知らせ
今日は今年最後の給食の日です。日本では一年の最後の日、12月31日にそばを食べる風習があります。じゅうわり蕎麦はとわりそばとよばれることもあるそば粉100%のそばです。
蕎麦打ちが始まったころは十割、つまり100%そば粉のみでしたが、細いそばを打つの が難しかったため、つなぎとして小麦粉が用いられるようになりました。現在では、そばはそば粉と小麦粉が1:1か小麦粉がそば粉よりも多いものがほとんどのようです。
十割蕎麦はそば粉にお湯を加えてでんぷん質を粘りやすくし、生地のまとまりをよくして作られます。
そばの産地は北海道や長野県などですが、出回っている蕎麦の8割近くは輸入されたそば粉から作られているようです。
そばは冷涼な土地に適し、山や、やせて乾燥した土地でも育つ作物で、主成分は糖質ですが、糖質をエネルギーとして利用するときに必要となるビタミンB1やタンパク質も含みます。また、そばにはルチンと呼ばれる、毛細血管を丈夫にし高血圧予防に効果のある成分もあります。
健康長寿を願い、今年も無事に過ごせたことに感謝しながら国産そば粉100%の十割そばを年越し蕎麦としていただき、日本の食糧需給率アップにも貢献したいものです。