学校日記

有終の美を飾る

公開日
2018/03/22
更新日
2018/03/22

71期生

有終とは、終わりを全うするという意味で、物事を最後までやり抜いて、見事な成果を上げ、終わりをりっぱに締めくくること。

 みなさんはこの大阪市立我孫子中学校を巣立っていきます。生まれてからこれまで、皆さんにとって、辛いことや、悲しいこともあったことでしょう。しかし、今までは、家族や学校、社会の中で保護されてきました。
そんな君たちも数年後には、選挙権も得、仕事に就き、自分の家庭を持ち、親となり、わが子を養い育てる立場になる人もいることでしょう。これからは、受け身ではなく、自分は社会の中でどう生きるのかを考え、学び、行動していかねばなりません。 卒業式は、義務教育最後の仕上げをする日です。今まで君たちを見守ってくださった方々に、「大丈夫、しっかり新しい世界へと前進していきます」という意思を表明する場であり、後輩に君たちの行動によって手本を示し、導き、後をゆだねる場であります。また、幼くして命を落したり、学校にいけない子供たちが世界中にたくさんいる中で、こうして無事義務教育の課程を終えることができることに感謝する日にしてほしいと思います。 そして、みなさん71期生と我々職員一同と共に創る最後の行事であり授業です。皆さんにとってより良き明日への糧となるように、精一杯美しいしめくくりをしましょう。

(3年生学年通信3月号より)