仲間を知ろう〜聴覚体験〜
- 公開日
- 2018/12/13
- 更新日
- 2018/12/13
74期生
1年生では、聴覚に関する取り組みを行いました。
体育館に集まって「音のない世界」を疑似体験。
音声なしの動画から、口の動きだけで何を言っているか読み取ります(口話、こうわといいます)。
「たまご」「たばこ」「なまこ」…口の動きが似ていて難しい!
これが文章になるともっと難しくなります。
「明日の練習は、7時から始めます」
1時?7時?2時??
3回繰り返して見てもよくわからず、ざわざわ…。
「明日の練習は、朝7時から始めます」
朝、というヒントが入ると「7時やー!」とわかった様子。
少し工夫するだけで伝わりやすくなること、そして口話を読み取るにはとても集中力が必要であることを知りました。
次に、男子が耳栓をした状態でゲームです。
「誕生日順に並んでください」
女子はパッと立ち上がりますが、男子は指示がわかっていないのでキョロキョロ。
女子が身振り手振りや大きな口の動きで誘導し、なんとか並ぶことができました。
交代して女子が耳栓をつけたときには、男子は我先に行動せず、先に女子を助けていました。
翌日には各クラスで簡単な手話や指文字を学び、自己紹介をしてみました。
世の中には、自分とは違う特性を持つたくさんの人がいます。
いろいろな体験を通して、相手の気持ちを考えて行動できる、心豊かで優しい74期生に成長してほしいと願っています。