図書室より
- 公開日
- 2025/05/30
- 更新日
- 2025/05/30
お知らせ
1年生初めてのテストも終わり、手ごたえはどうだったのでしょうか?
来週には、早速テスト返し。ドキドキですね。
さて、勉強も大事ですが、思考力を高めるためには本を読むことも大切です。日ごろから本を読む習慣をつけてもらいたいです。
以下、木曜日のお昼の放送原稿です。
こんにちは。
学校司書の門野です。
みなさん、「読む」という言葉を聞いて思いつくことは何ですか?
「本を読む」の「読む」でしょうか?
『広辞苑』(岩波書店)で「読む」を調べてみると、一番最初にでてくるのは、「1数を数える。」なのです。そして、「2文章、詩歌、経文などを1字ずつ声を立てて唱える。3詩歌を作る。4文字・文書を見て、意味をといて行く。」と続きます。そして、「7(内面に隠れていることやこれから起きることなどを)押しはかって知る」の意味もあります。全部で8つの意味が書かれています。
そんなに普段気にして使っているわけではないけれど、私たちは「読む」という一つの言葉だけでも色々な意味で使っているのだなと感じました。
それでも、「読む」の意味の一番最初に「数を数える」がでてきたのは意外でした。
『世界の猫はざっくり何匹?━頭がいい計算が身につく「フェルミ推定」超入門』(ダイヤモンド社)という本があります。数学というと「正確」な学問で答えは合っているか間違っているかのどちらかだと考えてしまいがちです。しかし、それだけが数学ではなくて、概算、おおざっぱな数値というものもあって、日常生活ではそちらのほうが役に立つのではないかというのです。でも、おおざっぱなぼんやりした数値ははっきりした正確な数学に基づいているのだそうです。
それで、世界の猫の数は結局何匹なの?が気になる人はぜひ読んでみてください。