学校日記

本日の献立/5月22日(月)

公開日
2017/05/22
更新日
2017/05/22

17今日の給食は?

献立名 ・和風ハンバーグ
    ・切り干しだいこんの煮もの
    ・じゃがいもの煮ころがし
    ・小松菜のおひたし
    ・みそ汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 786kcal、たんぱく質 28.3g、脂質 16.8g
 
☆切り干しだいこん☆
 切り干しだいこんは、生のダイコンを裁断機などで細く切り、天日で乾燥させたものです。関西では「千切りだいこん」とも呼びます。乾燥させることで、保存性が高まるだけでなく、独特の風味や食感が生まれ、日本料理の食材として、古くから親しまれてきました。主産地は、宮崎県で、11月中旬ごろから冬の間につくられます。
 最近では、健康的な食品として話題になっており、乾燥させることで栄養価がアップするというような表現がよく見られますが、どうなのでしょうか。確かに成分表の上では、生のものとの比較をすると、カルシウムは約22倍、鉄や食物繊維は約16倍になっています。ただ、これはそれぞれ100g中の成分量をあらわしたもので、乾燥により栄養素の量が増えたというわけではなく、乾燥により水分などが減ったことにより、同じ重量で比べた場合、それ以外の成分の割合が増えているということなのです。乾燥したまま、生のダイコンと同じ重量分を食べるというのは、至難の業で、通常は水で戻して食べますので、実際には20倍もの栄養がとれるというものではありません。とはいうものの水で戻しても完全に元の状態に戻るわけではありませんので、料理として食べる場合、カルシウムや鉄、食物繊維などは、生を使った場合より多くとることができ、煮ものなどでは、2〜3倍、炒め物で3〜4倍程度とることができます。ということからすると、やはり栄養価の高い食品であるということには、まちがいはありません。ただし、ビタミンB群など水溶性の栄養素は、生のものより減ってしまうということも知っておいてください。