本日の献立/6月19日(月)
- 公開日
- 2017/06/19
- 更新日
- 2017/06/19
17今日の給食は?
献立名 ・油淋鶏(ユーリンチー)
・中華煮
・チンゲン菜の炒めもの
・三度豆のピリ辛あえ
・パインアップル(缶詰)
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 822kcal、たんぱく質 33.8g、脂質 21.4g
☆パインアップル☆
原産地は、南アメリカ大陸中央部のブラジル、パラグアイ、アルゼンチンあたりで、これらの地域では、1000年以上前から栽培されていました。そして、1493年にコロンブスの第二次探検隊が、西インド諸島で発見し、世界各地に伝わりました。日本へは、江戸末期の1845年にオランダ船により伝えられたとされています。
パインアップルは、小さい果実がたくさん集まったもので、見た目が松かさ(pinecone)に似ていることと、風味がりんご(apple)に似ているということから名付けられたそうです。植物としては、アナナス(ananas)と呼ばれることがありますが、これはカリブの言葉でナナス(亀の実の意)と呼ばれていたものに接頭語がついたようです。日本名は「鳳梨(ほうり)」とされ、これは中国から伝わったようで、果実の見た目から鳳凰を連想したものではないかといわれています。また、一般にパインやパイナップルとも言われますが、給食では、食品成分表の表記に合わせてパインアップルとしています。
パインアップルにはブロメラインというたんぱく質分解酵素が含まれ、肉を柔らかくして消化を助けたり、胃液の分泌を活発にしたりする作用があります。しかし、このためゼラチンを使ったゼリーに生のパインアップルを使用すると固まらなくなってしまいます。また、酢豚に入れる入れないの論議がよくあり、肉を柔らかくするために入れるという説もありますが、加熱すると効果がなくなるため、缶詰のものではもちろんのこと、生のものでもその効果はないと思われます。栄養成分としては、ビタミンB1が比較的多く含まれていますので、疲労回復や夏バテ防止の効果が期待されます。生のものでは、ビタミンCも多く含まれています。