5月22日(火)
献立名　・鶏肉のさんしょう風味焼き
　　　　・豚肉と野菜の煮もの
　　　　・はくさいのおひたし
　　　　・しそじゃこ炒め
　　　　・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　798kcal、たんぱく質 37.0g、脂質 25.5g

☆しそ(紫蘇)☆
　原産地は中国、ヒマラヤ、ミャンマーのあたりで、日本へは5000年以上前に渡来していたとみられ、新潟で2500年前のものとされる土器からその種子が出土しています。栽培の歴史も古く、平安時代以前と考えられており、「本草和名(ほんぞうわみょう/918年)」や「※倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/931〜938年)」などの書物に、イヌエ、ヌカエ、ノラエなどの名で薬用、漬物などに利用していた記述があります。(※「倭」は「和」、「抄」は「鈔」と表記されることもあり一定していません。)
　しその名の由来は諸説ありますが、後漢の末期に洛陽の青年がカニの食中毒により命を落としそうになり、紫の薬草を煎じて飲ませると蘇ったということから「紫蘇」になったという説があります。
　現在食用として栽培されているものは赤じそと青じそに大別されますが、もともとは赤じそで青じそはその変種となります。赤じそは梅干しやしょうがの色付けなどに、青じそは大葉とも呼ばれ香味野菜としてよく使用されます。
　栄養面では、ビタミン類や、カルシウムなどのミネラル類が多く、とくに青じそではカロテンも含まれます。さわやかな香りの成分は、シソアルデヒド、リモネンなどを主成分とするシソ油によるもので、防腐作用や抗酸化作用があると考えられています。
　今日の給食では、ちりめんじゃこ、だいこん葉とともに炒めています。