本日の献立/6月21(木)
- 公開日
- 2018/06/21
- 更新日
- 2018/06/21
今日の給食は?
献立名 ・フライドチキン
・ウインナーとじゃがいもの洋風煮
・たまねぎとチンゲンサイのソテー
・さくらんぼ
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 885kcal、たんぱく質28.7g、脂質 34.3g
☆さくらんぼ(桜坊)☆
サクランボは、桜桃(おうとう)と呼ばれる実桜(みざくら)類の果実で、西洋実桜(せいようみざくら)ともいいます。トルコおよびコーカサス地方が原産といわれ、生で食べられる甘果(かんか)オウトウと、ジャムや酒に利用される酸化(さんか)オウトウに大別されます。食用とした歴史は古く、プリニウス(23〜79年ごろ)の著書「博物誌(77年)」によると、ルキウス・リキニウス・ルクッルスが第三次ミトリダテス戦争(紀元前75〜65年)において、黒海南岸のケラソスに滞在した際にサクランボの木を発見し、ローマへ持ち帰ったとされています。その後、ヨーロッパ各地に伝わりましたが、本格的な栽培が始まったのは16世紀以降になってからです。日本へは、1872〜73(明治5〜6)年に導入され、雨がかかると実が割れてしまうことから、収穫期に雨の少ない東北地方や北海道を中心に栽培されるようになりました。現在ではハウス栽培が中心になり、約70%が山形県で栽培され、青森、山梨などが主要な産地となっています。国内生産のおよそ80%は生食用で、そのほかは缶詰などの加工用となっています。生食用の出荷が5〜7月にほぼ限定されることから、初夏を告げる代表的な果物となっています。
サクランボには、ビタミンCをはじめ、リンゴ酸やクエン酸、ブドウ糖、果糖などがバランスよく含まれ、疲労回復や美肌作用などの効果が期待されます。また、果肉が赤い品種には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素が含まれており、これには視力の向上、肝機能の改善、血栓の防止などの効果があるといわれています。