献立名　・白身魚のきのこあんかけ
・鶏肉と野菜の炒め煮
・さつまいもの甘煮
・おかか菜っ葉
・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　808kcal、たんぱく質 33.2g、脂質 18.4g

☆かつおぶし(鰹節)☆
　節(ふし)というのは、下処理した魚を75〜98度の湯で、60〜90分煮て、殺菌や酵素を不活性化させる煮熟(しゃじゅく)という工程の後に、ナラやクヌギなどの薪を燃やした炉で乾燥させる焙乾(ばいかん)という工程を経て乾燥させたものです。このあと、さらにカビづけなどを行うものもあります。これらの工程により、原料になる魚を脱水、殺菌、酸化防止をするとともに風味をつけるという日本独特の加工技術です。
　かつお節のもとになったのは、3世紀中ごろの弥生から古墳時代にかけてつくられたカツオの素干しである「堅魚(かたうお)」、カツオを煮てから干した「煮堅魚(にかたうお)」、煮堅魚の煮汁を煮詰めて調味料として使った「堅魚煎汁(かつおのいおり)」と考えられています。室町時代に入り、焙乾の技術が付け加えられ、「かつお節」となりましたが、当時はカビの発生に悩まされたようです。江戸時代になって、良いカビで、他のカビを防ぐという方法が考え出され、またこれによってさらに乾燥が進み、良い風味がつくこともわかり、よりおいしい「枯節(かれぶし)」がつくり出されました。
　今日の給食では、大根の葉ともにサラダ油で炒め、いりごまを加えてみりんとしょうゆで味つけし、手作りのふりかけにしています。

☆10/10(水)は教員の研究会、11(木)〜12(金)は中間テストのため給食はありません。