献立名　・秋刀魚の照り焼き
　　　　・豚肉と根菜の炒め煮
　　　　・大根のあんかけ
　　　　・キャベツの柚子の香和え
　　　　・すまし汁
　　　　・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　835kcal、たんぱく質 33.7g、脂質 25.7g

☆ふ(麩)☆
　麩は、小麦粉を原料とした日本の伝統的な食品で、天平時代に仏教とともに中国から伝えられたといわれています。焼き麩と生麩がありますが、どちらも小麦粉に水と食塩を加えた生地を水洗いして、でんぷんや水溶性のたんぱく質、糖質などを除いた後に残る「グルテン」という粘りのある成分を主原料にします。
　焼き麩は、このグルテンに小麦粉、もち粉、膨張剤などを合わせてこね、固有の形に整えて、回転式や固定式の窯(かま)で焼いたものです。一般的な円柱型のほか、庄内麩(板麩)、車麩、京小町麩、丁字麩、白玉麩、花麩、観世麩など地域によって様々なものがあります。
　生麩はグルテンに少量のもち粉や小麦粉を加えたものを基本として、ヨモギ、アワ、ソバなどを加えて練ったものを蒸して作ったもので、主に京都を中心とする関西地方で発達し、料理屋などでよく使われるようになりました。
　今日の給食では、円柱型で小さめの焼き麩をすまし汁に使っています。