献立名　・鯖のみそ煮
　　　　・一口がんもと野菜の煮もの
　　　　・はくさいときゅうりの和えもの
　　　　・りんご(缶詰)
　　　　・吉野汁
　　　　・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　846kcal、たんぱく質34.6g、脂質 20.5g

☆吉野汁☆
　吉野汁というのは、すまし汁に水で溶いた葛粉(くずこ)を加えてとろみをつけた汁もののことです。しかし、現在は本物のくず粉がほとんど生産されていないので、料理においてはじゃが芋やさつま芋などの澱粉で代用されることが多いです。葛の主産地が奈良県の吉野であることからこの名がついたようです。
　本来の葛は秋の七草のひとつとなっているマメ科の植物で、この根の部分から得られる澱粉が葛粉となります。もともと救荒作物とされていましたが、葛餅などの和菓子や料理にも古くから利用されてきました。また、血行を良くし体を温めるという薬効があることからカゼをひいたときの「葛根湯(かっこんとう)」や胃腸の調子を良くするための民間治療薬としても利用されてきました。
　今日の給食では、鶏挽肉、ごぼう、にんじんを具材としたすまし汁に、じゃが芋の澱粉でとろみをつけています。