学校日記

本日の献立/11月9日(金)

公開日
2018/11/09
更新日
2018/11/09

今日の給食は?

献立名 ・チキンクリームシチュー、ほうれん草
    ・白身魚のフライ
    ・キャベツとピーマンのソテー
    ・みかん
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 833kcal、たんぱく質30.1g、脂質 20.2g

☆シチュー(stew)☆
 シチューというのは、野菜や肉類をブイヨンやソースで煮込んだ料理の英語名で、フランス料理ではラグー(ragout)となり、16世紀後半から17世紀前半にフランスで料理として成り立ったものとされています。
 日本へ伝わった時期は明確になっていませんが、1871年(明治4)に東京のある洋食店のメニューに「シチウ(牛・鶏うまに)」との記載があったそうです。そして、明治の中頃にはビーフシチューを中心とするシチューが各地のレストランに普及していったようです。しかし、その当時は、小麦粉とバターでつくったブラウンルウを使用し、デミグラスソースなどで味つけをしたものがほとんどでした。
 大きく変化を遂げたのは、第二次大戦後のことで、栄養補給のため学校給食のシチューに脱脂粉乳を加えてホワイトソースを使用し、「白シチュー」として広まりました。その後、1966年(昭和41)に発売された「クリームシチューミクス」という名の固形のルウが人気商品となり、クリームシチューの名が定着しました。今の日本では、シチューといえばブラウンルウを使用したものとクリームシチューを思い浮かべると思いますが、クリームシチューについてはカレーライスなどとともに日本で独特の変化をした料理の1つで、海外でもその名とともに日本の料理として紹介されていることもあるようです。
 今日の給食では、鶏肉、ベーコン、じゃがいも、大根、玉ねぎ、にんじん、ブナシメジを具材にしたクリームシチューにしています。ほうれん草は一緒に煮込んでしまうと給食として食べるころには、色が変わってしまうため、おかず容器に盛りつけており、各自でシチューの中に入れて食べてもらうようにしています。