献立名　・さごしのごま焼き
　　　・豚肉と根菜の炒め煮
・小松菜のおひたし
・ちゃんこ煮、鶏だんご
・ごはん、牛乳
栄養価　エネルギー　860kcal、たんぱく質38.9g、脂質 26.1g

☆さごし(狭腰)☆
　サゴシというのは、サバ科の魚で、鰆(さわら)の若魚です。サワラは大きくなるにつれて呼び名が変わる出世魚で、50cmくらいまでを関西では「サゴシ」、関東では「サゴチ」と呼び、70cmくらいまでのものを「ヤナギ」、そして70cmを超えるようになるとサワラと呼ばれるようになります。サワラは全長1mにもなる大型の魚で、腹の部分が膨らんでおらず、細長い形をしていることから、「腹(はら)が狭い」という意味で「狭腹(さはら)」から「さわら」と呼ばれるようになったようです。そして、その若魚についても同じように、今度は腹ではなく「腰(こし)が狭い」という意味で、「狭腰(さごし)」と呼ばれるようになったようです。
　サワラは漢字で書くと、魚へんに春の字があてられ、「鰆」と書くため、3〜4月ごろが旬と思われがちですが、暦の上での春をあらわすので、「寒鰆(かんざわら)」と呼ばれる立春前後の1から3月ごろのものがおいしい時期となります。味にくせがなく、塩焼き、照り焼き、みそ漬け焼きなど焼き物にするとおいしく、また洋風の料理ではでムニエルやグラタンなどにも使用されます。
　今日の給食では、しょうゆとゴマを合わせた味つけにして焼いています。